ロードバイクを乗っている人であれば誰でも見たことがあるであろう、
チェーンオイルのFINISH LINE DRY。
スポーツバイクを取り扱っている店舗では必ずと言っていいほど置いてあるチェーンオイル。
初めてロードバイクを購入してから使っていたFINISH LINE DRYがそろそろ終わりを迎える時が来たので、思い切って違う潤滑剤。それも工業系の潤滑油に決めた話。
今までイベントで無料で配布されてきたAZのチェーンオイル(詳細な商品名がわからない)
1回分くらいしかないけど、使用感としては結構良かった。
ただ、普段行っているショップで見かけなく、通販でしか購入することができない感じがあったので
候補から除外。
いや、まとめ買いすればいいんだけどね。
なんとなく身近で買えるものが良かったんです…はい。
ショップの店員に相談しても良かったんだけど、
潤滑剤のことだったので、別に工業系の人に聞いてもいいのでは?と思い、実際に工場で働いている知り合いに相談してみることに。
そしたら「ベルハンマーが素晴らしい」と即答。
自分自身その時初めて知ったのですが、スズキ機工株式会社という会社から生産されている潤滑剤で、
どうやらテレビで紹介された商品らしいです。
調べてみるとベルハンマーを自転車のチェーンオイルとして使っている人も結構いるみたいでした。
全く知らなかった…
実際に渋いボルトで実践してもらい、する前とした後で触りましたが、した後のボルトがすごくなめらかに動く動く。
なにやら金属の表面は綺麗に見えて細かい凹凸があるらしく、ベルハンマーはその凹凸に入り込み、金属同士がすれた時に発生する熱で膜つくってなめらかさを出してくれるらしい。
ボルトでしたが、かなり効果を見たので、早速帰りにホームセンター(私の場合はセキチュー)へ行って購入してきました!
店内をウロウロして全く見つからず、帰ろうとした時にレジ横に置いてあるという。
全く気づかなかった…w
一応オイルタイプもあるみたいですが、売っていたのはスプレータイプしかなかったので
まずはスプレータイプを購入。
オイルタイプの方が他が汚れずに済むのでそっちの方が好みなんですが…
清掃して早速チェーン散布。
思っていた以上にサラサラとした感じ。
シフトチェンジを繰り返して馴染ませた後早速ライド。
夜だったので峠には行かず、付近の道へ。
….!!
思わず「すげぇ」と声が出ました。
そこまでがっつりつけなかったのにも関わらず、体感できるほど漕ぎ出し、ペダリングした時の感覚がなめらかに。
実際どのくらい出力が削減できるのかわかりませんが、フィニッシュラインに比べてかなりスムーズになったので、
かなり満足です。
一度小雨の時に使用したのですが、サラサラの為なのか落ちやすい気がしました。
その分洗浄は楽なんですが…
この一点だけがマイナス要素かなーと。
またこのベルハンマー、他のスプレータイプの潤滑剤に比べるとお値段がお高め…
内容量も多めの商品ばかりなので、ちょっと使ってみたいな〜くらいだとなかなか手を出しにくいかもしれないですね…
まぁ自転車専用の潤滑剤ではないので、バイクや車、家の蝶番とかにも使えるので気に入らなかったらそっちに回してしまってもいいかもしれませんね。
ただ注意してもらいたいことが。
ベルハンマーの商品注意書きにも記載があるのですが(以下抜粋)
LSベルハンマーは超滑走・超潤滑の性能を有しております
下記の箇所には絶対に使用しないでください
1.ブレーキ・クラッチなどの制動動作をおこなう箇所
2.Vベルトなどのグリップ力を利用している箇所
3.その他、一切の摩擦・グリップ力を使用している箇所
ブレ-キ・クラッチ等の 摩擦で動作を制御する箇所には絶対に使用しないでください
※万が一誤って塗布してしまった場合は、負荷をかける前に入念に脱脂洗浄を行ってください
とのこと。
要は圧力をかけて動作させるところには絶対に使用しないでね!
ということです。
裏を返せば、それほど効果が高いってことですね〜
個人的には手放せない潤滑剤になりそうです。
チェーンオイルを色々と使ってみたけどしっくりくるものがない方。
値段よりも性能を重視している方は一度使って欲しい!